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【アメリカ・モバイル】据置:A/安定的 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 16i0083 1

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http://www.jcr.co.jp/

16- I- 0083 201 7 年 3 月 2 8 日

株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

バイ

(証券コード:−)

【据置】

外貨建長期発行体格付 A 格付の見通し 安定的 ■ 格付事由

(1) メキシコに本拠を置くラテンアメリカ最大の通信会社グループの持株会社。格付は、ラテンアメリカ通信 市場における主導的な地位、潤沢な流動性などを主に評価している。他方、格付は事業対象地域における 強い競争圧力や規制リスクの高まりなどにより制約されている。収益力は米大手通信会社の市場参入によ る競争激化や厳しい規制の影響などから主力のメキシコ事業を中心に低下している。しかし、為替の影響 を調整したベースの純有利子負債は、設備投資や株主還元の大幅な削減が寄与し、1 割程度減少している。 厳しい事業環境を考慮すれば、収益の改善は容易ではないものの、当社は引き続き設備投資や株主還元を 削減する方針であり、財務構成は今後緩やかに改善していくと J C R はみている。以上を踏まえて、格付 を据え置き、見通しを安定的とした。なお、格付は国際展開による国外収益基盤、潤沢な流動性、さらに は国際資本市場からの高い資金調達能力などからメキシコの外貨建長期発行体格付(A - / 安定的)を上回 っている。メキシコのカントリーシーリングは(A +)である。

(2) 16 年末のグループ全体の移動通信、固定通信、インターネット、有料テレビを合わせた回線数は 3.63 億 回線、その内 2. 81 億回線が移動回線である。移動通信の顧客基盤はラテンアメリカで第 1 位である。 E BIT DAの約 3 割を占めるメキシコでは移動通信市場と固定通信市場においてそれぞれ 6 超のシェアを有 するなど主導的な地位にある。14 年 3 月に当社は規制当局から優位的経済主体と認定され、厳しい規制 下にある。規制当局は17 年3 月に売上高の 1 割程度を占める固定通信事業の分離を要請しており、これ によるメキシコの競争環境への影響を注視していく。国外事業は、ラテンアメリカ最大の通信市場である ブラジルにおいて、移動通信、固定通信でそれぞれ第 3 位、有料テレビで第 1 位。その他のラテンアメリ カ諸国ではコロンビアやアルゼンチンでも強固な事業基盤を有している。米国では前払携帯で最大手。オ ーストリアおよび中東欧でも 14 年に連結子会社としたテレコム・オーストリアを通じて高い市場シェア を有している。

(3) 収益力は、主力のメキシコ事業を中心に低下している。16/ 12 期の業績は、為替の影響や移動・固定デー タ収入の増加により増収となったが、顧客獲得費用やスマートフォンなどの端末費用が増加したため、 E BIT DA は 2, 561 億ペソと前年比 4. 1%減となった。為替の影響を除いたベースでは、売上高は小幅な増 収となり、E BIT DA は減少が続いている。足元ではメキシコ事業の A RPUの下げ止まりの兆しがみえてい るほか、ラテンアメリカ全体でもスマートフォンや契約顧客の増加の継続により、緩やかな売上高の増加 が見込まれる。しかしながら、競争圧力の継続による顧客獲得費用の高止まりなどを勘案すれば、収益力 の改善は容易ではないとみている。

(4) 16/ 12 期末の純有利子負債は、為替の影響を主因に6, 297 億ペソと15/ 12 期末の5, 817 億ペソから増加し たが、これを調整したベースでは設備投資額や株主還元の削減により 1 割程度減少した。これにより、為 替の影響を調整したベースの純デット・エクイティ・レシオは、16 年にはやや改善がみられる。一方、 16/ 12期末の純有利子負債/ E BIT DA は収益力の低下を背景に 2. 1倍と会社目標(1. 5倍)を上回っている。 当社は会社目標の達成に向けて引き続き設備投資額や株主還元を削減する方針であり、財務構成は今後緩 やかに改善していくとみている。

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http://www.jcr.co.jp/

■ 格付対象

発行体:アメリカ・モバイル(America Movil, S .A.B. de C .V .) 【据置】

対象 格付 見通し

外貨建長期発行体格付 A 安定的

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2017 年 3 月 23 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:増田 篤

主任格付アナリスト:内藤 寿彦

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に「信用格付の

種類と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に、

「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「通信」(2011 年 12 月 7 日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) アメリカ・モバイル(A merica Movil, S. A .B. de C . V . )

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので

はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表

・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、

当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラス

に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g- 7(a)

項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は J C R のホームページ(http: / / www.jcr. co. jp/ en/ )に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■ 本件に関するお問い合わせ先

参照

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